【10日目 2023.6.15】
今日もまた8時チェックアウトなので強制的に8時出発。
なのに最後から2番目だ。あともう一人は爆睡中だった。巡礼者の朝は早い。
前半は街歩き、後半は山歩き。
今日から一気に人が増えた。巡礼者たちの格好も様々で、上裸(男)、サンダル、ロングスカートなどなど、別に高い装備を揃えなくても自分が歩きやすいと思う格好ならなんだっていいのだ。
山道にまでお土産屋さんがあったり、キッチンカーがきていたりもする。
100km歩けば巡礼証明書を発行してもらえるので、サンティアゴまで残り100kmの地点からスタートする人も多いのだろう。
ガリシア地方でよく見かける庭にある小さい教会みたいなのがずっと気になっていたが、高床式倉庫的なものらしい。
早く冷えたビールが飲みたいと、歩きながらずっと考えていたが、ブドウ畑を通りがかった時やっぱり今日はワインにしようと思った。
目的地のアルベルゲには13時前に到着。今日もまた既に外で10人程待っている。昨日ベッドが隣だったおじさんとまた同じ部屋で「今日もまた一緒だね!」とハイタッチをした。昨日部屋一緒だった海外育ち日本人Mちゃんともまた同じ部屋だった。公営アルベルゲ組は再会率が高い。
ここポンテベドラはわりと大きな街で、早速ランチがてら中心地へ向かう。
ジャガイモとマッシュルームの炒めもの、シーフードパスタ、チーズケーキ、ドリンク込みで11ユーロのセットメニューを頼む。🍴Restaurante Novo Soto
ドリンクは歩きながら心に決めていた白ワイン。グラスでくるのかと思いきや、まさかのボトル!思わず「これいくら?」と店員さんに聞いてしまった。「インクルードよ!」の回答に安心したが、明日も歩くので2/3程度でやめておく。隣で食べていたカミーノソロ姉さんに、飲む?と聞いてみたが断られてしまった。
満腹になった後は、散歩がてら入場料無料の美術館へ行ってみる。3階建で見応えがあり、美術の知識はさっぱりないが、なかなか楽しめた。
1週間程前からよく会うおばちゃん2人組とまた今日も出会い、投げキスをされたので、投げキス返し。33年生きてきた中で初めての投げキスである。
📍Albergue Virxe Peregrina 泊 8ユーロ
🚶♀️➡️Redondela〜Pontevedra 約23km
【11日目 2023.6.16】
今日もチェックアウト時間の8時に出発。
ポンテベドラの街中にある大きな教会へ寄って無事サンティアゴに辿り着けますようにと願い、街を後にする。
カミーノ人口がめちゃくちゃ多い。10人程のグループで歩いている人達もいる。
そんな大勢で歩くのはさぞかし歩きにくいだろうなあ。山登りもそうだが。誰かとペースを合わせるのも、合わせられるのも、双方ストレスになるのではないかと思う。歳を重ねるごとにどんどん協調性がなくなってきた気がする。
住宅街を抜け、林道を歩き、
線路を突っ切り、
後半はずっとブドウ畑。やっぱり今日もワインにしようかな〜と考えながら歩く。
人間だけでなく犬も巡礼中。みんな首に貝殻をぶら下げていてとても可愛かった。
大きめの街Caldas de Reisまで歩こうかと思ったが、田舎の方が好みなので、今日はその一つ手前の町Portasに泊まることにした。まわりは畑だらけ、商店もない、ぽつんと一軒家的なアルベルゲ。
12時半ごろ到着。一番乗り。昨日隣のベッドだったお姉さんとまた今日も同じ部屋だ。
宿に併設されているレストランでランチ。
スープ、ビーフシチュー、パン、ケーキ、ワイン(今日はグラスだった)で12ユーロ。
宿まわりを散歩。ほっこり。
昼いっぱい食べたので、夜はバナナ、オレンジ、トマト、パンの簡易飯。
📍Albergue de peregrinos de Briallos泊 8ユーロ
🚶♀️➡️Pontevedra〜Portas 約17km
サンティアゴ巡礼 カミーノ ポルトガルの道 海岸ルート
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