カミーノを歩き終え、歩き旅シリーズということで、熊野古道、ふくしま浜街道トレイルを途中挟んでみたけど、スペイン編に戻って書いていこうと思います。もう一年以上前…!
【2023.6.22】
今日はサンティアゴからビルバオへの移動日。
ビルバオへはFlix busがなかったので飛行機でひとっとびすることに。空港までは宿の目の前のバス停から1ユーロでいけた。
Vueling航空21:45発の便で、ビルバオに到着するのは23時前。夜遅く到着するときは迷わず空港泊にしている。早朝便の時も前乗り空港泊。別に宿代をケチっているわけではなく(いやまあ一泊分うくのは嬉しいが)夜遅くに移動するのはリスクがあるからだ。空港泊のつもり満々だったが、ふとビルバオ空港って24時間営業なのか気になり検索してみるとどうやら夜は閉まるっぽい…外に放り出されて野宿になったらどうしよう…とはいえ宿を取るにしても深夜の移動は避けたい…飛行機ももう取ってるし今更どうすることもできず、まあどうにかなるっしょと思い、ビルバオに到着後、端っこのベンチで寝ていると、警備員さんに起こされた。
スペイン語は一切わからないが、ジェスチャーや雰囲気でわかるものだ。「もう閉めるよ!こっちついておいで!」と。ここでごねても無駄だ、ああ外に放り出されるのか…と思いながら、荷物をまとめて警備員さんに着いていく。「忘れ物はない?明日の朝市内へ行くならバス乗り場はあっちね、運賃は3ユーロだよ!君のバックパック重そうやな、はい、カート。自販機はここにあるからね!」と至れり尽くせり。そして連れて行かれたのは、空港と駐車場の間にあるレンタカー会社の待合所。てっきり外に放り出されるかと思っていたのでびっくり。めちゃくちゃ快適そうな場所ではないか。警備員さんに感謝し、ベンチというより豪華なソファで眠りにつく…
なにやら騒がしい…レンタカー会社の営業が始まったようだ。時間を確認すると朝の9時過ぎ。爆睡してしまった。わたしのほかに5人ほどベンチ泊メンバーがいたがもう誰もいなかった。異国のベンチでも気にせず爆睡できる生きやすい性格で良かったなとつくづく思う。ここほんと快適すぎて延泊したいと思ったぐらいだった。
バナナを食べて、顔を洗い、歯を磨き、バスに乗り市内へ向かう。
真っ昼間の公園では老若男女みんな水着で日光浴をしている。トップレスのお姉さんもいた。
海外のこういうのなんだかいいなあ〜、日本の公園で女が上裸で日光浴をしていたら確実に警察を呼ばれるだろう。ふと自分を見ると、日焼け止めを塗り、UVカットパーカー。紫外線こわい、シミができちゃう、そんなちっぽけな事を気にしてる自分がバカらしく思えてきた。
宿に荷物を置いて、(📍ALL IRON HOSTEL)
ビルバオの街をうろうろ散歩。
坂が多い街だが、あてもなく歩くだけで楽しい。
宿で出会ったスペイン在住の日本人Mさんとヌエバ広場のバルで飲んだり、
公園で行われているお祭りに連れて行ってもらったりした。
24時前でもこの賑わい様。この時期の日没は22時すぎ、数日前から学校が休みに入ったようで22時でも公園にはたくさんの小さい子供達が遊んでいる。高齢者も多く、治安の良さを感じた。(北は治安いいみたい)
Mさんにビルバオ空港の警備員のおじさんが優しかったという話をしたら、スペインの人は客と店員などの立場で接するのではなく、人間と人間で接する人が多い。逆にすごい愛想の悪い店員もいたりするけど、この人はきっと今日何か嫌な事があったんだろうな〜と思うぐらい。日本だとまず立場が優先になるから自分を作らないといけないけど、スペインではいつでも素の自分でいられるから生きるのが楽だと言っていた。
翌日は、グッゲンハイム美術館(18ユーロ)へ行ってみる。空港から市内へ向かうバスの車内から見えて、なにこのかっこいい建物は!と気になっていたのだ。
絵画はわからないが、現代アート的なモニュメントは見ているだけでおもしろい。何が何だかわからないのには変わりはないが。
父親はデザイナーだったのに、娘のわたしは芸術的な感性が皆無で悲しい。
最後にランチで入ったレストランでの一枚を。セットメニューのデザート、ヨーグルトかリンゴどっちにする?と聞かれ、リンゴを頼んだら、これ。ご丁寧に皿に乗せてくれている。手渡しでもいいのにと思いながら丸かじりした。
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