あややんの世界放浪記

2022/11~夫をおいて世界放浪の旅へ🌎顔面骨折珍道中💀

【ラトビア旅行記】のんびり散歩が楽しいリガの街

【2023.7.3】

エストニアのタリンから、ラトビアのリガへバス移動。ヨーロッパ旅の味方Flix busで、タリン12:40発ーリガ17:05着(11.99€)

旧市街の宿からタリンのバスターミナルまでは徒歩30分ほど。カミーノを歩いてから、歩くことに対する捉え方が変わったというか、徒歩30分はすぐそこ近い、1時間なら歩こう、1時間半でも歩こう、2時間ん〜歩こう、という感じになった。なんだか少し強くなった気がする。

この時期、雨もとても多い。土砂降りになったかと思えばやみ、1日10回ぐらいは降ったりやんだりを繰り返す。まさに「降ったりやんだり」。雨だからといってテンションが下がることもなく、屋根のあるところで雨宿りしたらいいや〜、ずっと降り続けることはないし〜、と思うようになった。何だか少しおおらかになった気がする。時間に余裕があるからそう思えるだけかもだけど。これが1週間もない数日の旅行なら、もう!せっかくの旅行が雨で台無し!と思うかもしれないけど。時間をゆっくり使える贅沢だな〜と雨を眺めながら、のんびりとやむのを待つ。

リガへ向かう車窓から見える景色は、ほぼ木。

降ったりやんだり、空の色も一瞬のうちにコロコロと変わる。

ラトビアの国土の約半分は森林なんだそうだ。途中、警察官が乗り込んできて、警察犬(テリア系大型犬)が尻尾をふりふりしながら荷物チェックをしていた。

リガに到着し、予約してある宿へ。

📍Tree House Hostel 1泊約2900円 旧市街の中心にあって便利で綺麗、唯一の欠点は飲酒禁止…

 

荷物を置いて、タリンの宿で出会った、今自分がいる国がわからない韓国人の子に教えてもらった韓国料理屋へ。

自由の記念碑の前を通り、

ヴェールマネ庭園を通りかかると、民芸品やアクセサリーなどの出店がたくさん。民族衣装のおばさんの後ろ姿がまた可愛い。

そんなことよりも飯。出店をサーっと素通りしご飯。ヤンニョムチキンかと思いきやタイ風な味付けの唐揚げ10個、ご飯、サラダで7.9€。

唐揚げうんまー!!ボリューム満点でとてもお得!久しぶりにチャミスルでも飲みたいなと思ったが2000円以上したので諦め、ひもじく持参した水道水をこそっと飲んだ。

満腹になったあとは、新市街の方にある、ロシア正教会と古聖ゲルトルード教会を見に行く。

ロシア正教会まわりにある公園でも出店がたくさん。ステージもあったのでなんかのお祭りだったようだ。民謡も聞けてラッキーだった。

 

翌日もうろうろ散歩。リガ国立図書館へ。図書館まわりにあるアートもまたかっこいい。

ビジターパスを無料で発行してもらえるので観光客も見学可能。近所にこんな大きな図書館があったら楽しいだろうな〜

11階にある展望台、ドット柄の窓なので眺めはちょっと微妙。民族衣装の博物館もあって結構楽しめた。

昼ごはんがてら、リガ中央市場へ。

食品、服、土産何でも揃う、とても大きな市場。もともと軍用飛行船の格納庫だったところを市場として再利用しているから、この形なのだそうだ。ラトビアではニシンのマリネが有名なようなので、市場内にあったレストランへ。8.9€。

ニシンうま!芋にかかっているサワークリーム(かな?)にディルがたくさん入っているのもとても美味!

なんだか久しぶりに甘いものが食べたくなり、市場でケーキを買って帰る。

宿でおやつタイムをはさんでまた散歩。

リガの旧市街もとても可愛い!ここもまた世界遺産の街である。(世界遺産だらけで贅沢なことにありがたみは半減してしまっている…)

こんな可愛い街並みだけど、中世時代には恐ろしい信仰があったようで、それは「生きた人間を壁に埋め込めば災いから建物を守れる」というもの。生きた人間埋め込みスタイルの壁ってもう進撃の巨人やん!いやあれは人間ではなく無垢の大型巨人か、いや元を辿れば同じ人間か。地鳴らしでも始まるのだろうか。

↑この聖ヨハネ教会には、2人の修道士が志願して壁に埋め込まれたのだそう…

↑このスウェーデン門と呼ばれる門には、リガの娘が埋め込まれたのだそう。ここはちょっと信仰とは違うけど、かつて外国人と会うことを禁止されていたのにも関わらず、ある一人の娘がスウェーデン兵と恋に落ち、この門で会っていたそうな。許されぬ恋をした罰として壁に埋め込まれたんだとか。壁の中からすすり泣く声が聞こえるとか聞こえないとか。

 

夜は、魚の缶詰でパスタを作る。(下処理済の魚が入ってるのかと思っていたら、そのまんまの魚だった…) 乾燥ディルを大量にかけて。まあまあいけた。そしていつぶりかの休肝日。

 

日没22時前にあわせて夕日を見に行く。

リガ国立図書館に向かう橋の上で日が落ちるのを待つ。これもまた時間をゆっくり使える贅沢。日本での日常の中では、夕日をゆっくり眺める事なんかないし、こうやって夕日を楽しめるのも旅の醍醐味の一つだなあ。(まあ簡単に言うとただの無職の特権)

最後に本文中に載せきれなかった街並みの写真を。川が流れるきれいな公園もあったり、とにかく可愛らしくて散歩が楽しい街だった。