あややんの世界放浪記

2022/11~夫をおいて世界放浪の旅へ🌎顔面骨折珍道中💀

【ベトナム旅行記⑧】クチトンネル&戦争証跡博物館へ

【2023年1月某日】クチトンネルへ路線バスを乗り継いで向かう。朝9時半、9月23日公園の隣にあるバスターミナルから13番バスに乗る。

クチのバスどれー!!と聞き乗り場を教えてもらう。海外のバスターミナルでは行き先を叫ぶとたいがい優しい誰かが連れて行ってくれる。わたしもそんな優しい人になりたい。

ホーチミンからクチへの道は渋滞がすごくて、運転手は休む間もなくずーっとクラクションを鳴らしていた。「禁煙!吸ったら罰金300万ドン!」のポスターが車内に貼ってある中、超大声(もはや叫び)で電話をしながら、ずっとタバコをぷかぷか吸っている運転手。ああ、これこそ東南アジアのバスだな〜と思いながら、2時間弱かけ、まずはクチのバスターミナルまで。そこで79番のバスに乗り換えて約40分。接続しているのかはわからないが待ち時間はなく超スムーズ。

昼過ぎクチトンネル到着。路線バスを乗り継いで行くと片道27000ドン=約160円で行けるので、ホーチミンからツアーで行くより断然おとく。
クチトンネルへついたらツアー必須。ガイド込で入場料125000ドン=約740円。

入り口前には戦車や戦闘機、ヘリなどがたくさん置かれている。

ヘリの中にも自由に入れるってよく考えたらすごいのでは。

ツアーは10人程のグループでまわる。ガイドのお兄さんが説明してくれるが案の定英語がわからない。が!昨日予習したのでちょっとはわかる!(ああセブ留学行ったのに…)

200〜250キロのトンネルを、機械は使わず全て手作業で掘ったんだと。小柄なベトナム人の特性が活かされたトンネル、もはや地下都市、というほど豪華なものではないが、そりゃ大国アメリカも勝てへんわと納得する程の凝った作り。

実際トンネルの中へ入りかがんで進む。入り口はそのままだけど観光用にトンネル自体は若干広げられたって説明してくれていた気がする、それでも狭い。もはや撮影スポットと化しているが、これも平和になった証拠。

最後はみんなで当時の主食キャッサバを食べる。意外と美味しい。

社会主義感の強い看板たちもまたアート

ツアー自体は1時間ちょっとで終了。クチからホーチミンへ帰るバス、行きと同じ運転手さんで帰りも元気に叫んでいた。

 

別日、ベトナム戦争証跡博物館へ行く。入館料4万ドン=約240円

欧米人が多くとても混んでいる。(欧米では、旅行と平和学習はセットが当たり前というのをテレビか何かで見た事がある。2023年9月に広島の平和記念資料館へ行ったが、日本人よりも外国人の方が多いんじゃないかと思う程だった。)

死体や枯葉剤の影響を受けた奇形児、障害児などの写真展示が多くわかりやすいが、その分つらく重い。枯葉剤で苦しんでいる人は、今もなお、二世、三世と、まだまだいる。テレビが普及し動画で全世界に流れた戦争はこのベトナム戦争が初めてで、世界中で反戦デモが起こったようだ。

日本人の戦場カメラマン石川文洋氏の展示エリアには日本語解説もあってとてもわかりやすかった。その解説の中で「戦争は国益のために政治家によって引き起こされる。戦争は生命を奪い、個人や公共の財産、文化施設や自然を破壊する。国益によって多くの市民が犠牲となる。」と書いてあったのが印象的だった。

 

ここでアニメの話をもってくるのはどうかと思うが、進撃の巨人を見て、世界から戦争がなくならない理由が少しわかった気がした。勝てば生きる、負ければ死ぬ、戦わなければ勝てない、争いはなくならない、これ以上戦わないために戦わなければならない。誰も見たわけでもない2000年前のいざこざ話。

 

歴史や世界のこと知らないことが多すぎるので、もっと知らないといけないなと思った。

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