カトマンズには合計4泊したが、山用品の買い物や、あてもなく周辺を散歩するだけで、そういえば観光をしていなかった。最後の2日間に観光を詰め込む。
【パシュパティナート】
宿があるタメル地区から1時間ほど歩いて向かう。シヴァ神を祭るネパール最大のヒンドゥー教寺院。世界遺産にも認定されている。寺院はヒンドゥー教徒以外は入れないが、火葬場は入場料1000ルピーで自由に見学が出来る。
火葬場が観光地となっている場所ってほかにあるんだろうか。(インドもそうか)
次々と運ばれてくる遺体、川で体を清め、焼かれていく様子、立ち上る煙をしばらく眺めながら、死生観について考える。
国が違えば、文化、宗教、考え、価値観もまるっきり違う。体は借り物、死んだら体を返すだけのこと、死は悲しい事ではない、当たり前のこと。とは言っても、親族だろうか、火葬場で泣き叫んでいる人もいた。
燃やされた灰はそのまま川に流される。このバクマティ川はガンジス川の支流で、輪廻転生を信じ墓を作らないヒンドゥー教徒にとってこれが理想的な死の形なのだそう。
修行僧のサドゥも多くいる。あとこの周辺は物乞いがとても多かった。
【生き神クマリ】
ネパールにはクマリという生きた女神がいる。
僧侶カーストのサキャという家柄に生まれ、多くの条件をクリアした幼い少女がクマリに選ばれる。ダルバール広場にあるクマリの館で暮らし、人々の病気の治療のための祈願や占いを行う。幼い少女が家族と離され、外出も出来ず、学校にも通えず、自由に友達とも遊べず、生き神に選ばれるというのも気の毒だなと思ってしまったが、昔から信仰されているネパールの文化だもんなあ。
16時に顔を出すという情報を道端にいたおじさんに教えてもらい、雨の中、団体客にまぎれてスタンバイ。
4歳ぐらいだろうか、クマリが5秒ほど窓から顔を出し、拝むことができた。(クマリは撮影禁止)
【スワヤンブナート】(通称モンキーテンプル)
宿から片道40分ほど、朝の散歩がてら、オレオをかじりながらスワヤンブナートへ向かう。
川を渡り丘を登る。屋根の上を元気に走り回る子供とそれを見守る犬達。
石段を登り終えると、ブッダアイ!!
カトマンズの町並みが一望できる。ヨガをやっているグループがいてとても気持ちよさそうだった。
地元の高校生ぐらいの男女グループから、一緒に写真を撮って攻撃に合う。ああ…すっぴんノー◯ラ…。女子高生に可愛いと言われて、まんざらでもない33歳。
青空になびくタルチョが美しい。若干狂気じみたタルチョの束。
マニ車を回しながら歩く。回転させた数だけ読経した事になるという便利グッズ。タルチョも風になびくたびに読経したことになる。
3週間程滞在したネパールに別れを告げ、空港へ向かう。ネパールにはまたご飯目的で来たいと思う程ご飯が美味しかった。ポカラへも老後にのんびりしにまた絶対来たい。
宿から空港へ向かうのに配車アプリpathaoでタクシーを呼んでみる。宿発なのですぐドライバーと会えた。何これめっちゃ便利やないか。結局pathaoを使ったのはこの1回だけだったが。(ポカラは対象外のエリアだった)
なんだか少しいかつめの車内。
普通に人と接触しててドライバーが窓から「お前何しとんねん」的な感じで叫んでいた。少し心配になりながらも無事空港に到着。
次に向かうはトルコ!の前にちょっとだけドバイへ寄り道していきまーす!
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