【2023/5/20】アルバニアへ移動日。コトル10:40発→シュコダル15時半ごろ着。モンテネグロ出国はバスで座ったままパスポートを預けるのみ、入国はバスから降りて1人ずつ。
未知の国アルバニアへ入国!アルバニアは、約30年前まで鎖国していたとか、国民の50%以上がネズミ講で破産したとか、ヨーロッパの北朝鮮などと言われているらしい。なにそれ、もう興味しかわかない。
道にはやたらとアピールしてくる国旗の数々。
おしゃれな通りがあったり、アジアな雰囲気もあったり、これまでのヨーロッパとは違う感じがありおもしろい。
宿のスタッフに教えてもらったレストランで晩ご飯。チキンライスとビール、ケーキも食べて750レク=約1000円ちょっと。安うま!
【2023/5/21】シュコダルには一泊だけして、早速テスへ向かう。テスとはアルバニアの秘境、山奥にある集落で、1000〜2000m級の山々に囲まれていてる桃源郷のような場所らしい。数年前にネットで写真を見て絶対行きたいと思っていた場所。
宿でテス行きのミニバンを予約してもらえたので助かった。(片道10ユーロ、アクセスはこのミニバンのみのようだ)7時半宿ピックアップ。
くねくねの山道を登りぐんぐん標高を上げていく。数年前までガッタガタの悪路だったらしいが、ここ最近舗装されたようで寝てしまうぐらい快適だった。
2時間ちょっとでテスに到着。
ほかの乗客は泊まるホステルまで送迎してもらえるようだが、わたしはホステルがいくつかあるエリアとは真逆のポツンとあるホステルを予約していたので、村の入口で「ごめん、ここまでや」と言われ降ろされた。
ドライバーのルーシーに「帰るのは明日か?明後日か?」と聞かれる。(テスへ行くには必然的にシュコダルが拠点となる)
2泊の予定だったので明後日と答えると、「じゃあ明後日11時にこの場所な!」と言われる。10ユーロ先払い。名前を聞かれることもなく、チケットも何もなく、ただの口約束だけ。車のナンバープレートの写メを撮らせてもらう。明後日無事に会えるだろうか。
テスに到着した瞬間、もうここ大好き!となった。
30分程歩き宿へ向かう。ずーっとこんな景色!いくらでも歩ける。
バックパックを背負い板みたいな橋を渡るのは少しドキドキしたが、それよりもテス大好き!が勝つ。
豚家族が昼寝をしている。牛も馬も羊もいる。のどかすぎる風景。
宿が見えてきた。あと数十メートルというところで、わたしに気付いてくれた宿のお母さんが、まあまあよく着たねー!と出てきて迎えてくれた。📍GuestHouse Rrashkadoli(朝食付1泊約2800円)
シングルベッドが5台並べられたドミトリー。同じ部屋で日本人女性に出会う。アルバニアのしかもこんな山奥でー!とお互いびっくり。
中心エリアは新しめのホステルが多い、あちこちで工事もしている、建設ラッシュ中のようだ。あと数年したら、すっかり変わってしまうのだろうか。ヨーロッパ最後の秘境と言われているが、コテコテの観光地になる日もそう遠くはないのかもしれない。
アルバニアは無神国家、宗教活動は一切禁止されていたというのは過去の話のようで、こんな可愛らしい教会もあった。
そういえばシュコダルではモスクもあり大音量でアザーンも鳴り響いていた。
宿のまわりにはレストランはないので、晩ご飯は宿で食べるのが基本。昼は村の入口にあったピザ屋さんで。
【2023/5/22】外のテーブルで朝食。
揚げパン、チーズ、はちみつ、ジャム、ヤギのミルク。どれもこれも美味しい!追加でクレープも焼いてもらい、チーズとはちみつを塗って巻いて食べる。この絶景を眺めながらの朝食は贅沢すぎる。
今日はブルーアイへハイキング!(MAPS.MEにルートあり)
道中も壮大な景色が広がる。
スリルある橋も。
ブルーアイへたどり着くまでの川もすでに青い!
そしてようやく、宿を出発し3時間半程ほどかかり到着。青!なにこの青さ!!こんなに青いのは今まで見た事がない!!!足をつけてみたが思いの外冷たくて凍りそうだった。
仕事を辞めて旅に出る選択をして本当に良かったなと最近思う。しばらくぼーっと眺めていた。
行きは車道を歩いてきたが、帰りは山道を歩き滝へ寄ることに。滝への道がわかりにくく、川を渡る橋も見当たらず、靴がずぶ濡れになった。
大迫力の滝。水しぶきがすごい。ここでもまたずぶ濡れ。
10時間ぐらい歩き足は棒になったが、喜んで棒になる程の感動を味わう事ができた。
いっぱい歩いたので晩ご飯は、500gの肉にビールとワイン!ワイン1L 500レク=約650円と安い。
横並びシングルベッドなので、横向いて寝てたら隣のおじさんと目が合い若干気まずい思いをしながらも爆睡。
【2023/5/23】シュコダルへ戻る日。あっという間の2泊だった。宿のお父さんもお母さんも、アルバニア語でがんがん話しかけてきてくれるので言葉はわからないが、ニコニコとても優しくてほっこりする場所だった。
シュコダルへ戻るミニバンのドライバールーシーと会えるか心配だったが速攻会えた。おー!と手を振ってくれた。それにしてもよく人の顔覚えてくれてるもんだなー。アジア人は全然いないから珍しいというのはあるかもしれないが。
今回の旅で、好きな町だなあとしみじみ思ったのは、ここテスと、ネパールのポカラかもしれない。(まだ終わってないので今のところ)
わー!可愛い街ー!写真撮ってばかりで前に進まなーい!系ではなく(これはこれで好き)、いい場所だなあ、また来たいなあ、としみじみ思える場所だった。
都会より田舎。ビルより山や海。夜景より星空。やっぱり自然には勝てないなと改めて思った。
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