【12日目 2023.6.17】
朝7:40 今日は早めの出発だと自慢げに外に出たが、もう誰もいない。最後の一人だった。巡礼者の朝は早い。
ブドウ畑の間をてくてく。朝は涼しくて気持ちがいい。
大きめの街まで1時間ほど、おじい2人組の巡礼者としか会わず、道を間違えたか若干心配になる程だった。
Caldas de Reisの街に着き、パン屋さんでパンを買い、クレデンシャル(巡礼手帳)にスタンプを押してもらう。投げキスおばちゃん2人組とまたまた再会。
徐々に青空も出てきた。
昼過ぎ今日のアルベルゲに到着。1番乗り。満室だったらどうしようと思っていたが、ガラガラ。公営アルベルゲ組は今日みんなどこに泊まっているの〜
宿近くのカフェバーで、ホットサンドとビール。
歩いていると何やら視線を感じる。
可愛いビーグルちゃんがじーっと見つめてくれていた🐶
📍Albergue de peregrinos de Pontecesures泊8ユーロ
🚶♀️➡️Portas→Pontecesures約19キロ
【13日目 2023.6.18】
朝から雨。雨が止むのを待ち、9時半頃出発。
アバストス・デ・パドロン市場に寄ってみる。
わりと大きい市場でとても賑わっている。食品から日用品、服や靴まで、何でもあってここで揃わないものはなさそうだ。
ガリシア地方ではプルポ(=スペイン語でタコ)が有名でこの市場でも食べられるようだ。
プルポ〜プルポ〜と呟きながら探していると、ついにプルポ発見!ハーフサイズで7ユーロ。
うっっま!!とっても柔らかい。歯がない老人や赤子でも美味しく食べられる全人類への優しさも兼ね備えている。
まわりの人は、このプルポと茶碗に並々と注がれた白ワインを飲んでいた。ワイン美味しそうだな〜、最高の組み合わせだな〜、飲もうかな〜、でもこれから歩くしな〜、トイレも心配だしな〜、あ〜プルポうっま〜、とか考えながら、ちまちま食べていると完食してしまった。プルポ×ワインのマリアージュ、悔やまれるが、今まで食べたタコの中で、ダントツで美味しかった!
満足したので歩き出す。
雨はパラパラ降ったり止んだりだが、土砂降りになることはなかったのでラッキーだった。
高床式倉庫を眺め、ニワトリを眺め、羊を眺め、教会で一休みしながら、
今日のアルベルゲ到着。今日は12km。物足りない。
まだまだ歩けそう、なんならサンティアゴまであと16km、歩けない事はない。
でも、まだ終わりたくないというか、ゴールしてしまう寂しさというか、なんというか複雑な心境。カミーノ中は矢印にそって毎日毎日歩いてきたけど、ゴールしてしまったら、何を道標にして歩いていけばいいの?という気持ちだったり。あとはまあ、カミーノ中であれば1泊8ユーロの巡礼者専用宿(アルベルゲ)に泊まれるので、バックパッカー貧乏旅にはありがたいっていうのもある。
ってことで、先を急ぐ必要も全くないので、ゆっくりのんびりしていきましょう。
宿に着いてまずは、今日もお疲れ様と自分を褒めちぎりながらビールを飲む。
シャワーを浴びて、唯一宿近くにあったカフェでホットサンドをテイクアウトし、あと1日頑張ってね、と自分の足を鼓舞するためにビールを飲む。
宿まわりに売店がない事はあらかじめチェックしていたので、途中ガソリンスタンドに併設されているコンビニ的なところでビールを2本だけ買ってきていたのだ。もはやビールを美味しく飲むために歩いているのかもしれない。
次回いよいよゴール編。こんなに引っ張るつもりはなかったのにタラタラと書いてしまった。もう1年以上も前の事なのに、未練がましく書いている。
📍Albergue de Peregrinos de Teo泊 8ユーロ
🚶♀️➡️Pontecesures→Teo 約12km
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