あややんの世界放浪記

2022/11~夫をおいて世界放浪の旅へ🌎顔面骨折珍道中💀

【カミーノ③】ボートで国境を越えスペインへ

【4日目 2023.6.9】

夜は悲劇だった。今まで聞いたことのない爆音、いや轟音、もはや叫んでいるレベルのイビキオヤジが同室にいて、全然寝れなかった。隣のお姉さんも、夜何度も上体を起こしては、ため息をついていたので寝れなかったのだろう。翌朝、悲壮感漂う顔をしていた。「寝れんかったよな…やばかったよな…」と愚痴を言い合い、8時出発。

坂を登り山道からのスタート。

明け方大雨だったようで、水たまりだらけ、ぐちゃぐちゃのぬかるみ道にテンションが下がる。

途中からは山道ルートを無視し、村の中を歩いた。

途中薬局を見つけたので、靴擦れ防止クリームを購入。10.5ユーロしたが、まだ先は長いし、足が痛くなってはサンティアゴまで辿り着けないので迷わず課金。

昼は途中の街のレストランで。ペレグリーノ(=巡礼者)メニューを注文。6.5ユーロでビール、スープ、パン、肉、芋、ご飯のもりもりメニューで大満足。

満腹になったのでまた歩き出す。

雨が降ったりやんだりの天候の中、アンブレラアートがまた可愛い。

カミーノ4日目にして初めてのアジア人、マレーシア人の夫婦と出会った。ルートにもよるんだろうがアジア人はほとんど見かけない。

マップを見てチェックしていたアルベルゲにやっと到着。なんと「FULL」の貼り紙が…カミーノアプリに載っていた次のアルベルゲは遠い…もう歩きたくない…と思い「FULLなん?(泣)」とダメ元で聞いてみたら「近所のフレンドに聞いてみるからちょっと待ってな!心配いらないよ!」とのこと。え、友達んち?それはそれで少し不安だなと思いながら待っていると「泊まれるってよ!車で迎えに来てくれるから、それまでここの共用スペースで待っててな!トイレはあっち、wi-fiのパスワードはこれな!」と、至れり尽くせり。しばらくすると、とても優しげなフレンドが迎えにきてくれた。個室快適!予定していたアルベルゲのドミトリーと同じ料金14ユーロで、得した気分だ。

しかし使えるキッチンがなく、ごはん屋さんまで往復30分歩くのも面倒で、持っていたクッキーとパンをかじって就寝。

📍Albergue Casa do Sardão近くの友人宅 1泊14ユーロ

🚶‍♀️‍➡️4日目 Castelo do Neiva〜Carreço 約19km

 

【5日目 2023.6.10】

前日はイビキ爆音クソオヤジのせいで全く寝れなかった事もあり、今日は8時間以上爆睡できた。たまには個室もいいなあ〜

カフェで朝ごはん。フレッシュオレンジジュースがめちゃくちゃ美味しい!

海沿いに放牧されているヒツジやヤギ達。

途中ブランコをこいだりしながら、

今日も黙々と歩く。

海沿いの道は気持ちがいい!

 

スペインの国境手前の街で泊まるのもありかなと思い、Twitterでおすすめしてもらったアルベルゲに行くも、またもや満室。予定通りスペインの次の街まで向かうことに。

サンドイッチとビールで3.7ユーロのランチ。暑い日はビールに限る!(いや冬でもいつでもビールは最高)

ビールで生き返り、いざスペインへ。徒歩での国境越えか〜とワクワクしていたが、数日前に地図を眺めていると川をボートで越えないといけない事に気付く。それはそれで楽しそうだ。

6人乗りのボートで、人数が集まり次第の出発。運良く待ち時間ゼロですぐ出発。所要時間は5分ほどで、料金は6ユーロ。みんな巡礼者だ。

ボートはめちゃくちゃ跳ねる。もはやアトラクション。あっという間にスペイン入国。

 

本日のアルベルゲに到着。

シャワー後に髪の毛ベチョベチョのままウロウロしていたら「アヤ!ドライヤー使うか?」と声をかけてくれた、気の利く優しいオーナー。(旅中はだいたい自然乾燥)

シャワーを浴び晩御飯を食べた後は、街を散策。めっちゃ好きな感じの街!海沿いに可愛い家が並んでいる。

手前の街のアルベルゲが満室でむしろ良かったー、そしてカミーノを歩いていなければこの街には絶対来てないし、「ア・グアルダ」という街の名前すら知る事はなかっただろう。

日没は遅く22時過ぎ。大西洋に沈む美しい夕日を眺めて、ダッシュで宿に戻り就寝。

洗面で歯を磨いていると、タイトなワンピースを着て化粧をしている女子がいた。「クラブにでも行くんか?」と聞いてみたら、そうやで、と。日焼けがすごくて半袖跡がくっきりとついている腕を指しながら「これがカミーノのリアルよ!」と言っていた。カミーノ中に夜遊びとは元気だな〜

 

カミーノには、それぞれの楽しみ方、目的、別に目的なんてなくてもシンプルにただ歩きたいでもいい、一人黙々歩く、仲間と一緒にワイワイ歩く、ワイン飲み歩き、食を楽しむ、もちろん本来はキリスト教の巡礼路なので宗教的な目的、などなど、歩く人の数だけ楽しみ方があるのだと思う。

ダイエットが目的の人や、サンティアゴに着いたら禁煙すると決意している人、カミーノ中に亡くなった息子の遺灰を撒きながら息子の代わりに歩く父親もいるかもしれない。(最近見た、カミーノの映画「星の旅人たち」の影響をもろに受けている。)

その映画の中で「道は自分のためのもの」というセリフがあって、とても印象に残った。

なんだか話がずれてしまったが、そんなこんなで5日目終了。ただ黙々と歩いただけだったのでカミーノ編はもっとさくさく書くつもりが、超スローペースになりそうです。

 

📍Albergue O Peirao 1泊¥2,189 (agodaで直前に予約した、民営アルベルゲ)

🚶‍♀️‍➡️5日目 Carreço〜A Guarda 約20km

カミーノ サンティアゴ巡礼 ポルトガル 海岸ルート

6月のガリシア地方は、あじさいがもこもこ!

 

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