あややんの世界放浪記

2022/11~夫をおいて世界放浪の旅へ🌎顔面骨折珍道中💀

【ネパール旅行記⑦】ーABCトレッキング完結編ー 死ぬかと思った。10日間の費用&行程

【2023/3/27 ABC9日目 バンブー→ジヌーダンダ】
今日もひたすら下る、下るというか登って下ってを繰り返す。ゼーゼーハーハー言ってる隣で、荷揚げのラバ達は軽やかな足取りで石段を駆け上がっていく。

4日目に泊まったチョムロンの宿で食べたマルゲリータが美味しすぎて忘れられなかったので、昼はこのピザを食べようと前日から決めていた。チョムロン手前の鬼石段、ピザ、ピザと呟きながら一段一段登る。

今日はコーラもつけちゃう。

ここからは行き通ってきてない道を行く。

雷がゴロゴロとなっている中、今日の目的地ジヌーへ到着。📍NAMASTE GUESTHOUSE(約200円)

宿についた途端、豪雨&雷。いつも運がよくギリギリセーフ。落雷し3時間ほど停電。夜もまた停電。夜はフライドヌードルに味噌汁を添えて。お気づきだろうか、実は数日前からフライドヌードルブームが到来している。

治安の良さの象徴でお馴染みのコンセントに群がるスマホ達。

 

【2023/3/28 ABC10日目 最終日 ジヌーダンダ→シワイ】
ここジヌーには温泉があるようだ。宿から30分かけ山を下りて朝風呂へ。昨日会った犬がやってきて道案内をしてくれる。ついてこいよ!ついてきてるか?とチラリと振り返りながら先導してくれるのだが、前からラバの行列がやってくるとびびりまくっていた。

温泉到着♨️入浴料 約100円。脱衣所あり。お湯もきれい。9日ぶりの湯きもちいいー!!!

のんびり40分ほど浸かり、また山を登って宿へ戻る。端に寄って道を譲ってくれる水牛。

最終日、朝からハンバーガーを食べて元気を出す。またもや最後の一人、10時頃出発。ながーい吊り橋を渡る。

今まで吊り橋はいくつもあったがここまで長いのは初めて。揺れる、怖い。歩いても歩いてもたどり着かない。なるべく下を見ないようにして渡った。

川沿いの道を行くが、このあたりから道がわかりにくい。ジヌーの宿で一緒だったソロ女性が「迷った!コンフューズしてる!」と逆走してきた。彼女もシワイへ行くようだ。そこへタイミングよく地元のネパリ青年が登場、シワイに行くとのことで2人でついていく。え?ここ行くの?という道。そりゃわからんわ。

コンフューズ姉さんも「えー!嘘でしょ!oh my god!」と言っていた。ネパリ青年はもちろん、コンフューズ姉さんもペースが速いので先に行ってもらう。数日前までは雪で凍えていたのに、今日はとても暑い。熱中症にならないよう水分を摂りながらゆっくり行く。

 

あれーーまた道がわからなくなってしまった。無理をしてでも2人について行くべきだったか。地図アプリMAPS.ME通りに来てるはずなんだが、なんかずれている。3回ぐらい行ったり来たり。途中、崖に出て死ぬかと思った。服にトゲトゲがいっぱい刺さる、足を何度もすべらす。道なき道、山に入り込んでしまう。まあ今日ポカラに帰る必要はないんだし、昨日泊まったジヌーに戻ってまた1泊してもいいし、ジヌーからジープ課金したらポカラに帰れるし、と自分に言い聞かせながら、やばかったらすぐ引き返そうと、少し進んでみる。すると下の方に民家が見えた。シワイの手前の村、KYUMIのようだ。道はないので、山の斜面をズルズルすべりながら下りる。下には立派なきれいな道があった。その道どこから行けたのー!余裕なさすぎたのかこのへんの写真は一切ない。最後の最後で道に迷い結構焦った。崖に出たときは本気で死ぬかと思った。
KYUMIの村でコンフューズ姉さんは優雅にランチをしていた。また道に迷ったよと言うと驚かれた。
天気が怪しくなってきたので休まずシワイへ向かう。ここからは1時間程、アップダウンもなく迷うような道ではないので安心。

シワイについた瞬間、バスがクラクションを鳴らしている。ちょうど出発するようだ。余韻に浸る間もなくすぐ出発、2時間もかからずポカラへ到着(約500円)

そうそう、開始1時間で靴底が剥がれだしたトレッキングシューズも、途中何度か補強しながらなんとか10日間もってくれた。

バスターミナルからタクシーに乗り換え17時すぎネズミ宿に帰ってきた。10日ぶりに頭を洗える!幸せ!ホットシャワー最高!体もゴシゴシ洗ってドン引くほどの垢が出た。すっきりピカピカきれいな体になり、下山したら行こうと前から決めていた日本食レストランへ。カツ丼とビール(約1090円)📍ふじやま

うっまー!!幸せ!!久しぶりのビールが五臓六腑に染み渡る。カツ丼もなんなら日本で食べるのより美味しい。生還パーティー。あー本当に生きててよかったー。


山好きの人からしたら、たったの10日間、標高4130 mなんて全然大したことないかもしれないが、わたしにとっては一人で登る大冒険だったのだ。
いろんな国の登山客がいて、顔見知りの人達も出来て、すれ違うたびにグータッチしたり、どう?元気?と声をかけあったり、会うたびに満面の笑みでハローアゲイーン!と言ってくれる人や、滑りやすいところで手をかしてくれたり、自分のトレッキングポールを貸してくれようとする人もいて。ガイドなし女一人で登ってるもんだから目立つのか、誰かのガイドさんも会うたびに「アヤ!どこまで行くんや?どこ泊まるんや?雪道注意しいや!」と気にかけてくれたり。しんどかったけど心温まる10日間だった。
この経験は死ぬまで絶対忘れないと思う。一生の思い出が出来た。あとここまで臭い自分に出会える人もなかなかいないだろう。
楽しかった!しんどかった!くさかったー! 〜完〜

 

10日間でかかった費用(今はガイド必須なので参考にならないかもしれないけど)1ルピー=1円
・交通費(ポカラ↔登山口)1650ルピー
・宿泊費(9泊)2300ルピー
・食費 16500ルピー
・TIMSとACAP許可証 5000ルピー
・山用の服や小物類、高山病の薬など 4830ルピー
・そのた(プーンヒル入場料・温泉代・接着剤など)670ルピー ➜合計30950ルピー

 

行程まとめ(これもガイドがいたら自分で考える必要はないのかもしれないけど)

1日目 ポカラからバスでナヤプルへ ナヤプル→ティルケトゥンガ
2日目 ティルケトゥンガ→ゴレパニ
3日目 ゴレパニ(早朝プーンヒルで朝日)→タダパニ 
4日目 タダパニ→チョムロン
5日目 チョムロン→ドバン
6日目 ドバン→マチャプチャレベースキャンプ
7日目 マチャプチャレベースキャンプ→アンナプルナベースキャンプ
8日目 アンナプルナベースキャンプ→バンブー
9日目 バンブー→ジヌーダンダ
10日目 ジヌーダンダ→シワイ シワイからバスでポカラへ  ➜総歩行距離約133km

 

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